初夏の扇川で出会った生きものたち 〜大池から徳重までの自然観察〜

名古屋市緑区にある「大池」から「扇川」沿いを歩きながら、身近な自然を観察してきました。市街地の中にも、よく目を凝らせばたくさんの生き物が見えてきます。今回は、5月23日のお昼すぎ、大池から徳重駅方面までの約2kmの道のりで出会った生き物たちを紹介します。

🟩【地図・観察ルート】

今回歩いたのは、下の地図のルート。川沿いの遊歩道をゆっくり観察しながら歩きました。

🐦【観察できた生き物たち】

■ オオシオカラトンボ

川沿いに出ると、最初に目に飛び込んできたのは、青白く粉を吹いたような体を持つトンボ。シオカラトンボにも似ていますが、やや体ががっしりしていることや胸部が黒っぽいことから、オオシオカラトンボではないかなと思います。周囲を旋回しながら、そっと止まる姿が印象的でした。

■ キジバト

道沿いの木の上で、羽を休めていたのはキジバト。ちなみに、別のところでドバトも見ました。これまでどちらも「ハト」としか見ていなかった私ですが、両者を比較しながら観察すると、はっきりと違いがわかりますね。

■ ニホンウナギ(?)

川面に目をやると、黒く細長い影がブロックの上で休んでいました。コイかな?と思ったのですが、どうも違うみたいです。後で調べてみたのですが、ニホンウナギなのかな?と思っているところです。都市の中の川でも生息することができるみたいなので、本当にニホンウナギなのかもしれません。だとしたら、ちょっとうれしいですね。

■ ヒヨドリ

川沿いの木々からは様々な鳥の鳴き声が聞こえていました。その中の1羽がヒヨドリです。頭頂部の羽が逆立っていているんですね。

■ セグロセキレイ

帰り道、川の浅瀬をちょこちょこと歩き回っていた白い鳥。別のところでもたまに見かけていた鳥ですが、どうやらセグロセキレイというらしいですね。白と黒のコントラストがくっきりしていて、尾を上下に振る仕草がかわいらしいですね。

■ シオカラトンボ

最後に見かけたのは、やや小ぶりで青みがかったこのトンボ。何だろうと思って調べたら、これがシオカラトンボのようですね。名前はもちろん知っていましたが、こんなに青いものだと思っていなかったのでちょっと意外でした。なかなかきれいですね。

■ 桑の実

川沿いのあちこちに生えていた桑の木。熟している実も多かったです。野鳥たちもきっと餌にしていることでしょう。

これ以外に、川にはたくさんのコイがいました。スズメ、ツバメ、モンシロチョウ、モンキチョウ、キアゲハなど。いつもはカメも結構いるのですが、この日は見つけることができませんでした。散歩によく行くところなので、また見かけたら写真に収めておこうと思います。

☀️ 観察メモ

  • 観察日:2025年5月23日(金)
  • 時間帯:12:00〜16:00
  • 天候:晴れ
  • 気温:28〜29℃(14時が最高)
  • 風:南からの微風(約3m/s)

📝 感想・まとめ

何気なく見ているだけのときと、しっかり観察するときとではわかることが全然違いますね。ブログを書いてみて最初に感じたことがこれです。「鳥」ではなく、ヒヨドリ、セグロセキレイと見えてくることで、何というか、自分の見ている世界が鮮明になってくるような感じです。結構楽しいものですね。

そして、思ったより多くの種類の生物がいるものだなとも感じました。多分、観察をくり返していけば他にも見られる生き物がいるんじゃないかと思います。引き続き、観察していきたいなと思います。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール