植物を観察していると、「この木は何だろう?」と気になることがよくあります。 私自身もまだまだ調べながらですが、植物の名前を調べるときに、日頃どんなところを見ているのかをまとめてみました。
🌿 1.葉のかたちをよく観察する
葉はその植物を見分ける大きなヒントになります。私が観察しているのは、次のようなポイントです:
- 葉の形は「だ円形」か「細長い」か?
- 先がとがっているか、丸いか?
- 葉のふちにギザギザ(鋸歯)があるか?
- 厚みはあるか、薄いか?
- 光沢があるか?
- 毛が生えているかどうか?
これらを写真に撮っておくと、あとから図鑑やネットで調べやすくなります。




🌳 2.幹や枝ぶりもヒントになる
葉だけで判断が難しいときは、幹や枝にも注目しています:
- 樹皮の色(灰色?黒っぽい?赤茶けている?)
- 表面がツルツルか、ザラザラして割れているか?
- 枝の出方が交互か、対になっているか?
葉と幹、枝ぶりを合わせて考えることで、何の木か判別する正確さが増します。




🌼 3.花や実の有無を確認する
花や実がある場合は、種類の特定がぐっとしやすくなります:
- 花の色や形(つぼみの形や開き方も含めて)
- 実の色、大きさ、形(単独?房状?)
- 花や実の時期(例:秋に赤い実がなる植物など)
植物によっては、花の有無でツバキとサザンカのように見分けがつくこともあります。あとは、ドングリの有無も重要なヒントになります。
🕰️4.時期を待つ
時期的に花や実が見られない場合、判断を保留して時期を待つことも重要かなと思います。
🔍 まとめ:少しずつ「目」が育つ
木を調べていると、「〇〇の葉はギザギザ(鋸歯)が浅い」「△△の葉はギザギザが深い」などと書かれていることがあります。
ところが実際に観察していると、これがなかなか難しい。目の前の葉のギザギザが「深い」のか「浅い」のか、自分の中に判断基準がないため、迷ってしまうのです。
図鑑やインターネットの写真と見比べてはいるものの、本物を見たことがない樹木も多く、なかなか確信が持てません。
やはり、実際に観察を重ねながら、自分の「目」を育てていくことが大切だと感じています。
これからも、植物との出会いを楽しみながら、少しずつ観察の「目」を育てていきたいと思います。