【名古屋市緑区・大高緑地】どんぐりマップ片手に散策②

前回に引き続き、どんぐりマップを片手に大高緑地を散策した内容を記事にしていきます。

こちらがそのどんぐりマップ。
「おでかけナビ公園であそぼう!」サイトの、特集コーナーからダウンロードできます。
https://www.aichi-koen.com/donguri-koen/
今回は、展望台のところから、反時計回りに若草山周辺の散策をしていきます。

前回の記事はこちらです。よろしければご覧ください。

展望台から

展望台から、若草山の周辺を降りていきます。

まずは道沿いに、マテバシイの木を見つけました。
マテバシイのどんぐりは、アラカシ、シラカシ、コナラと比べてはっきりとわかるほど大きいです。
私も見た瞬間、「デカい」と思ったのが率直な感想です。
「砲弾のよう」と表現されていることがあるマテバシイのどんぐり。
その通りの大きさでした。

少し進むとアラカシの木が1本見えてきます。
さらに進むと黄色い公衆トイレの横に、もう1本立派なアラカシを発見。
マテバシイを見た後だと、どんぐりが小さいなと感じます。

公衆トイレを過ぎたところで、さらにマテバシイを発見。
続いてシラカシも見つけました。

どんぐりマップの通り、さらに進むとマテバシイとシラカシを見つけることができました。
マテバシイを観察していると、近くで木に止まっているアキアカネがいたので写真に収めました。
アキアカネはあちこちで飛んでいましたが、なかなか止まってくれているものはいませんでした。
写真に収めることができてラッキーでした。

このあたりを歩いていると、木々の間に「トンネル」のようなものを見つけました。
中に入っていくと、おそらくもう1つのウォーキングコースに抜けることができるのではないかと思います。

さらに山を下って

上図のように歩いていきます。
地図の公衆トイレがあるところまで歩いて、ウォーキングコースをだいたい半分ほど歩いたことになります。

写真ではあまり坂になっていないように見えるかもしれませんが、それなりに坂になっています。
スケボーなんかは禁止されています。

ウォーキングコースの右手側には、第7駐車場への道があります。
木々の中を通っていく道でちょっと行ってみたかったのですが、時間の関係もあって断念。
なお、この道の脇にはコナラがありました。

これがそのコナラです。
そしてそのまま、ウォーキングロードを歩いていきました。

左手にちょっとした広場があります。
どんぐりマップによると、ここにどんぐり(コナラ)があるはずなので、ちょっと立ち寄りました。

ちゃんと確認できました。
それも1本ではなく、少なくとも2本。

このあたりは、道沿いにあるものも含めて何本かのコナラがあるようです。
ウォーキングロードに戻り、注意しながら歩いていきます。

先程の広場を出て、道を下っていきます。
どんぐりマップによると、左手にコナラがあるはずです。

熟したコナラのどんぐりが落ちていることは確認できたのですが、肝心のどんぐりの木をみつけることができませんでした。
もしかしたら、高いところにどんぐりがあって、見つけられなかったのかもしれません。

一方で、右手側にコナラを確認することができました。
1本だけでなく、少なくとも3本はありました。
ちなみに奥に見える道は、「エンジョイコース」という、別のウォーキングロードです。

ちなみにここに、ハゼノキがありました。
たくさんの実がなっています。
これを集めたら、油分を集められるはずです。
昔はこの油分を集め、和ろうそくを作ったりしていたようですね。

展望台からウォーキングロードに沿って若草山を下りてきて、公衆トイレが見えてきました。
ここかで道が分岐しています。

看板にあった展望台、ドッグラン、交通公園の位置関係を地図に記入してみました。
展望台の方から歩いてきましたが、地図にあるマテバシイだけ撮影し忘れてしましました。
ちょっと奥の方にありましたが、確認はできています。

ここからの進路ですが、ちょっと道を外れて木々の間を抜けていきます。
木々の間を抜けたところに広場があるので、そちらを目指して歩いていきます。

木々の間を抜けて

地図にはかかれていませんが、公衆トイレの横から木々の間を抜け、その先にある広場までつながっている小道があります。
自然観察をしながら歩くにはちょうどいい小道です。
ここを歩いていきます。

まず目に留まったのは、クリの木でした。
たくさんの実がなっている木を何本か見つけることができました。

アラカシ・コナラをいくつも見つけました。

どんぐり以外にも、ちょっと変わった植物を見つけました。

赤い花びらに青い実。
その色合いが、ちょっと毒々しいなというのが私の率直な感想です。
この植物はクサギといって、葉をちぎったり傷つけたりすると独特の強い匂いがすることに由来しているそうです。

若葉はお茶にしたり山菜として食べることができ、実は染料になるようです。
絹糸をきれいな空色染めることができるみたいですね。

道を進んでいくと、人工芝のエリアが見えてきました。
そして奥に見えるのが、休憩センターです。
ここにはスダジイがあるはずですが、観察はもう少し後に。

休憩センター前のスダジイ

ちょっと道を戻りまして、ウォーキングロードに沿って歩いていきます。
この地図によると、シラカシを確認できるはずなのですが、うっかりして確認し忘れてしまいました。

左手にある木々の中に、シラカシがあるはずです。
コナラとアラカシは、先ほど歩いた木々の中の歩道で見つけたどれかを指しているのだと思います。

写真を見てもらうと、右に行く道があることが分かると思います。
この先には和風庭園(梅林と菖蒲園)があります。

さらにまっすぐ進みます。
右手に見えるのが児童園。
広場にはなっていますが、遊具があるわけではありません。
左手側にある木を調べてみると、ここにコナラを見つけました。

最後の写真はコナラではなくシラカシですね。
いろいろなどんぐりがあります。

コナラ、シラカシを観察してから少し進んだところの右手側。
児童園への入り口のところにアベマキも確認できました。

いくつかの看板があり、その先に、公園と「休憩センター」と思われる建物があります。
どんぐりマップによると、ここにスダジイがあるはずなので観察してみます。

公園前に、きちんと整備された感じで立っていたスダジイ…ではなくてツブラジイでした。
てっきりスダジイと思っていたのですが、「ツブラジイ」という札がついていました。

隣にもう一本、ツブラジイの木があったのですが、そこにはスズメバチが…
さすがに怖かったので、この木の観察は諦めました。

ツブラジイの木を2本確認。
そしてその先に、スダジイの木を2本確認しました。

こちらがスダジイの木とそのどんぐり。
どんぐりを見ると、ツブラジイとスダジイはそっくりです。
ツブラジイのどんぐりは丸く、それに比べてスダジイのどんぐりは楕円形になっています。
殻斗(かくと)と呼ばれるどんぐりの「ぼうし」の部分が割れて、中身を確認できるようになると、見分けが付けられるかなと思います。

4本のツブラジイ・スダジイの先に、アベマキの木が1本。
このアベマキは、人工芝のエリアの入り口に1本だけありました。

スタート地点へ

琵琶ヶ池周辺を歩いてスタート地点まで戻っていきます。
この散策も残りわずかです。

道路にどんぐりが落ちています。
コナラ、アベマキといったどんぐりのようですね。

コナラの木を見つけましたが、何気にどんぐりマップにはコナラはこの付近に載っていませんでした。

どんどん歩いていきます。

スタート地点が見えてきました。
左手にはコナラの木も。

若草山のウォーキングロードは1250mほどですが、どんぐりを探しながら歩き回ったので、結構時間がかかりました。
今回は書きませんでしたが、交通公園の方へ行ってみたり、和風庭園を見に行ってみたり、琵琶ヶ池を見に行ってみたり…
時間がかかるはずです。

終わりに

どんぐりマップ片手に、大高緑地を散策しました。
若草山の周辺を歩いたのですが、アベマキ、アラカシ、シラカシ、コナラ、マテバシイ、スダジイ、ツブラジイといった、様々などんぐりを観察することができました。
数が多いですし、低い位置に実をつけている木も多く、簡単に観察することができました。

大高緑地は他にも見るところがたくさんあります。
また観察に来てみたいですね。

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