涼松緑道は、愛知用水の上に作られた緑道です。これまでに2回ほど観察を行ってきましたが、今回はその「終点」からさらに先へ、愛知用水に沿って歩きながら自然観察をしてみました。2025年6月17日(火)の観察記録です。
観察の全体像とルート

今回歩いたのは、涼松緑道の終わりから愛知用水に沿って続く側道。
Googleマップでは14分ほどのルートですが、実際は暑さと観察もあり、もっと時間がかかりました。意外と歩いたつもりでも距離はそれほどでもなく、それがまた面白いところです。
スタート地点の様子


涼松緑道の終点から、愛知用水が見えます。すぐ脇の道に入って進むと、愛知用水は一旦地下へ。その側道をたどっていきます。


途中、ニセアカシアやオオキンケイギクといった外来種を発見。特にオオキンケイギクは特定外来生物であることを今回の観察で知り、気をつけるべき植物だと感じました。
大きなニセアカシアに驚き


さらに進むと、道沿いに大きく成長した木々が。調べてみると、これもニセアカシアでした。ここまで大きく育つとは驚きです。


その先は開けた土手道が続き、やがて愛知用水が地表に再び現れました。
土手の植物たち


道沿いには、グラジオラスやワルナスビが見られました。グラジオラスは人が植えたものかもしれませんが、ワルナスビは有毒植物。注意が必要です。


その後、イチジクやビワの木も確認。イチジクの実はまだ青く、ビワは色づき始めていました。
住宅地と森が交差するエリアへ


左手は住宅地が広がり、相生山病院が見えるあたりでふと空を見上げると、白い鳥(サギ?)が飛んでいました。写真にはうまく収まりませんでしたが、こうした偶然の出会いも自然観察の楽しみのひとつです。


さらに進むと、森の中に入りました。ここではシュロも確認。森を抜けたところで、今回の観察は時間の都合で終了としました。暑さもあり、無理せず引き返す判断をしました。
通行できるか不安 → 確認してみた


最後に見かけたバリケードと注意書きが気になり、念のため電話で確認。徒歩や自転車での通行は問題ないとのことで、安心して歩けることがわかりました。
思いがけず聞こえたウグイスの声
今回、一番印象に残ったのは、森の中で聞こえたウグイスの鳴き声です。まさかこのあたりで聞けるとは思わず、うれしい発見でした。
まとめ
今回は、涼松緑道の終点から愛知用水沿いを1kmほど歩き、さまざまな植物や生き物を観察することができました。
何気ない道でも、注意深く歩いてみるとたくさんの発見があります。今後もこうした小さな自然との出会いを記録していきたいと思います。