少し時間が空いてしまいましたが、2025年6月9日(月)に、東郷町の涼松緑道(涼松せせらぎの道)の自然観察を行ってきました。その様子をご紹介します。
ここは前日の6月8日にも観察をしています。今回の記事はその続きです。
👉 前回の観察はこちら
観察エリアの概要

今回は、案内板の赤枠で示された範囲を中心に観察しました。範囲はそれほど広くありませんが、いろいろと発見がありました。
周囲のようす
玉石積水路に藤棚、そして柳の木が立ち並び、風情のある景観です。水辺にはアメンボやシオカラトンボが見られました。以前にはザリガニもいたのですが、最近は見かけていません。子どもたちが捕まえて持ち帰ることもあるのかもしれませんね。




観察した植物たち
イヌツゲ


光沢のある小さな葉と、縁のわずかなギザギザ、そして球形の実の存在からイヌツゲと判断。庭園や公園でもよく見られる樹木で、秋には実が黒く熟すとのこと。今後も経過を観察したいです。
ヒメユズリハ


藤棚の横に生えていた木。名札が設置されていたので判別は確実です。楕円形で厚みのある葉が特徴的でした。
サザンカ


ツバキと迷いましたが、葉のギザギザが明瞭で、裏に細かい毛が生えていたことからサザンカと判断しました。花が咲いたときに、花の落ち方などでも再確認したいと思います。

このような毛を観察できました。
フジ


藤棚に絡まるように生えていたフジ。花は4月中旬〜5月中旬に咲くとのことで、来年の春は見頃を狙って訪れたいです。
シロダモ(?)


光沢のある葉と、はっきりした葉脈が特徴。ただし葉裏を確認していなかったため、確証は持てていません。シロダモであれば、種子からは油がとれ、石けんやろうそくの材料にも使われるそうです。
ヒイラギナンテン


鋸歯のある硬い葉と、紫色の実からヒイラギナンテンと思われます。ブルーベリーのようにも見えますが、果実には毒があるとのことなので注意が必要です。
ヤマハギ


マメ科らしい蝶形花を咲かせていました。エンドウやカラスノエンドウにも似た可愛らしい形ですね。
シダレヤナギ


水辺の象徴のように立つシダレヤナギ。このエリアの景観の中心になっていて、とても印象的でした。
その他の木
何か判別することができなかった木です。記録として載せておきます。


玉石積水路沿いにあった木。


葉の形が特徴的な不明の木。
おまけ

ミノムシも発見! 見つけるとちょっと嬉しくなりますね。
まとめ
今回観察した植物は以下のとおりです:
- イヌツゲ
- ヒメユズリハ
- サザンカ
- フジ
- シロダモ(仮)
- ヒイラギナンテン
- ヤマハギ
- シダレヤナギ
サザンカやフジなど、花の時期には再訪して観察したいと思います。
まだまだ同定に自信が持てないものもありますが、観察・記録・調査を繰り返して、少しずつ目を養い、知識を深めていきたいです。