3回目となる、東郷町・涼松緑道(涼松せせらぎの道)の自然観察。
今回は、これまで紹介できていなかった「残りのエリア」をすべて回ってきました。その様子を写真とともにご紹介します。
2025年6月18日の観察記録です。
観察エリアの概要

今回は、案内板にある赤枠で示された範囲を中心に観察しました。
ここはジャブジャブ池や砂場、遊具があり、緑道の中でももっとも広いスペースです。
周囲のようす




この日はあいにく水が流れておらず、池も乾いていました。
水が流れていれば、小さな子どもたちが水遊びを楽しむ場所です。水深も浅く、安全に遊べるよう整備されています。
観察できた植物たち
アベリア


歩道沿いに植えられており、ちょうど花が咲いていました。たくさんの蜘蛛の巣も張られており、生き物の営みを感じます。
シモツケ


清水公園で見たシモツケに比べると、少し花が未熟な印象。場所や日当たりの違いかもしれません。
ヤマモモ


「モモ」は実際の桃ではなく果実の総称とのこと。甘酸っぱく、ジャムや砂糖漬け、リキュールなどに加工されるそうです。
オオヒョウタンボク


赤い実が特徴的で、ひょうたん型の実が2つくっついています。ただし毒があるため食べられません。見た目はとても面白いです。
ハクチョウゲ


白い縁取りのある葉が特徴的。花期は5〜6月ですが、この日はすでに花が終わっていたようで見られませんでした。
マテバシイ


ここにはたくさんのマテバシイが生えており、ドングリも確認できました。アクが少なく食べられるドングリとして知られており、秋が楽しみです。
ヤマハギ


緑道の他の場所でも見られた植物。今回のエリアでも群生していました。
クスノキ


砂場の近くには大きなクスノキがありました。花期は5月なので、こちらも少し遅かったようです。
ナンキンハゼ


葉の形がユニーク。種子から蝋や油が採れ、ろうそくや石けんなどにも使えるとのこと。自然素材の可能性に興味がわきました。
ユリノキ


葉の先端がへこんでいるのが特徴。5〜6月頃には黄緑色のチューリップ状の花が咲くとのこと。次回はぜひ見てみたいです。
その他の木たち(要確認)
以下の木はまだ同定中です。記録のために残しておきます。


葉の形から**ユキヤナギ?**と思われる低木。春に再訪して花を確認したいです。


マテバシイかと思いましたが、タブノキの可能性あり。葉裏の色や香りで見分けるとのことで、次回はその点に注目したいと思います。
まとめ
今回は、アベリア、シモツケ、ヤマモモ、オオヒョウタンボク、ハクチョウゲ、マテバシイ、ヤマハギ、クスノキ、ナンキンハゼ、ユリノキなど、多くの植物を観察できました。
特にマテバシイの多さが印象的で、秋のドングリ採集が楽しみです。また、ヤマモモやオオヒョウタンボクなど、実の形が特徴的な植物に出会えたことも興味深い体験でした。
季節ごとに花や実が変わるため、また時期を見て観察に訪れたいと思います。